相模原市と町田市、東名方面をつなぐ東西軸で、新たな都市計画道路「新町田街道」が延伸しています。最終的にどこまで伸びる計画で、いまどこまで完成しているのでしょうか。

神奈川・町田の主要東西軸「町田街道」を救うバイパス!?

 相模原市と町田市、東名方面をつなぐ東西軸で、新たな都市計画道路「新町田街道」が延伸しています。最終的にどこまで伸びる計画で、いまどこまで完成しているのでしょうか。

神奈川県北西部、および町田エリアは東西に細長く、相模川と多摩丘陵に挟まれて、どうしても交通集中してしまう地理的要因になっています。

 圏央道方面と国道1号、横浜市方面の東西軸となるのは、町田街道と国道16号がメインですが、どちらも慢性的な渋滞が課題となっています。

 特に町田街道は、旧態依然とした2車線の生活道路といった雰囲気で、各交差点で長い信号待ちの車列が伸びる状態です。

 ここに、広い幅を持つ都市計画道路が、バイパスとして整備されてきています。それが「新町田街道」と呼ばれるものです。

 新町田街道は通称であり明確な定義はありませんが、「新設のバイパス道路」としては、桜美林大学の手前で町田街道から分岐し、北側に並行して、最終的に東急の南町田グランベリーパーク駅前で国道16号「大和バイパス」に直結するルートとなります。

 以下、各工区ごとの整備状況です。

【開通済み】常盤町〜忠生〜木曽団地
 桜美林大学の北側を抜けていき、中央分離帯つきの道路が開通済みです。2007年に木曽団地まで伸び、町田街道へ再び合流するまであと1工区となっていました。

2024年3月に念願の「西側全通」 でもその先が重要!

【開通したばかり】木曽団地〜町田市民病院
 その1工区が、2024年3月23日に開通を迎えました。これにより、相模原方面から町田街道を抜けていくクルマが、バイパスとして新町田街道を通行していくことが可能に。いよいよ本領発揮ということになります。

【事業中】町田市民病院〜市民公園
 新町田街道はそこで終わりと思いきや、まだまだバイパスとして延伸を続けます。ふたたび北側へ並行するように伸び、2021年に市民公園までの990mが新たに事業化して今に至ります。

 まだまだ先は長いですが、ひとまずここが開通すれば、鶴川街道を北へ行く際に、町田街道をスルーして直結できるようになります。

【事業化まだ】市民公園〜金森〜町谷原通り
 そのまま南東へ伸び、芹ヶ谷公園に沿ってJR横浜線をまたぎ、町田街道と再び交差して南側へスイッチし、町谷和原通りへ抜ける約4.5kmは、まだ事業化に至っていません。

 町田街道ではこのあたり、町田駅につながる原松原五丁目交差点を中心に、慢性的な渋滞に悩まされています。新町田街道が開通すれば、通過交通は新町田街道へ逃げることで、互いに混雑緩和が期待されます。

【事業中】町谷原通り〜国道16号大和バイパス
 南町田グランベリーパーク駅前で大和バイパスへ直結する部分が、工事着手に向けて準備段階となっています。2021年度末時点で、用地取得は62.4%となっています。

 現在の町田街道は国道16号大和バイパスへ直結しておらず、いったん246号に入るなどする必要があり、横浜町田ICに行くにも、横浜方面へ行くにも不便な状況。町田方面から国道16号に一発で入れることも、新町田街道への期待のひとつとなります。

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 これら新町田街道は、町田市の都市計画道路「3・3・36号相原鶴間線」のなかで進められています。この都市計画では、常磐町からさらに西側の町田街道も、JR相原駅付近まで「中央分離帯あり4車線」で拡幅されることになっています。

 利用者としては悲願となる「町田街道のバイパス」の全通ですが、今の事業化区間が進展してやっと次の区間が新たに事業化し、の繰り返しでようやく全通に漕ぎつける形となります。一朝一夕の話ではなさそうですが、今回の”町田街道直結”はそのなかでも大きな朗報と言えるかもしれません。