財務省が30日に発表した2019年の品目別の貿易統計によると、環太平洋連携協定(TPP)の発効国からの牛肉輸入量は、カナダ産が4万2901トンと前年から倍増した。関税削減の効果があったとみられる。一方、最も輸入量が多いオーストラリア産は価格の上昇により5.8%減となり、明暗を分けた。

 TPP発効国ではニュージーランド産が33.1%増、メキシコ産が16.8%増でそれぞれ伸びた。オーストラリア産の価格上昇は、中国がオーストラリアからの輸入量を増やしたことが影響した。

 TPP発効国以外の国からも含めた全体の牛肉輸入量は1.3%増の61万5387トンだった。