コクヨ(大阪市)の黒田英邦社長は14日、大阪市で開いた決算記者会見で、敵対的買収による子会社化を目指していた文具大手のぺんてる(東京)について、目標の株式過半数取得をいったん断念する考えを示した。「敵対的に株を買い進める意味がない。大株主として良好な関係を構築したい」と説明した。

 黒田氏は、ぺんてる株の保有比率は現時点で約46%にとどまっていることを明らかにした。ぺんてるへの敵対姿勢から一変して融和に転じた格好だが、急な方針転換にコクヨの株主からは批判の声も出てきそうだ。

 コクヨは昨年11月、ぺんてるを子会社化する計画を発表。株の買い取りを進めていた。