【北京共同】中国の習近平指導部が新型コロナウイルスで急減速する経済を下支えするため、特別国債の発行を決めた。過去にはアジア通貨危機など非常時に採用した措置。今回は消費の低迷に対する危機感が強く、発行額は4兆元(約60兆円)との観測も出ている。

 中国は1998年に2700億元の特別国債を発行。アジア通貨危機のあおりで不良債権が膨れあがった国有商業銀行の自己資本に充てた。

 その次は2007年で、中国政府は当時世界1位の外貨準備を効率的に運用するため、政府系ファンド「中国投資」を設立。資本金のため1兆5500億元を発行した。