全日本空輸が一般社員約1万5千人を対象にした給与減額を労働組合に提案したことが7日、分かった。今冬のボーナスに相当する一時金の支給も見送る方針。既に実施した夏季一時金の半額削減分も合わせると、年収ベースで3割減となる見込み。希望退職者に支給する退職金の割り増しも提案。新型コロナウイルス感染症の拡大により国際線を中心に需要低迷が続いており、コスト削減を強化する。

 冬の一時金ゼロは初めて。給与減額は20年ぶりとなる。削減される人件費総額は明らかにしていない。

 全日空の親会社、ANAホールディングスの2020年4〜6月期連結決算の純損益は1088億円の赤字。