日銀が9日発表した1月のマネーストック(通貨供給量、月中平均残高)速報によると、現金や預金など世の中に出回る通貨の合計「M3」は、前年同月比7.8%増の1486兆8千億円だった。伸び率、残高ともに統計開始以降で最高だった。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言の再発令を受け、家計が支出を抑制したことが影響した。企業が手元資金を手厚くしていることも背景にある。

 M3に含まれる「現金通貨」は5.7%増の110兆5千億円だった。普通・当座預金の残高を示す「預金通貨」は15.5%増の827兆4千億円だった。