厚生労働省が8日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の企業)によると、基本給や残業代を合わせた現金給与総額(名目賃金)は前年同月比1.6%増の27万9135円だった。2カ月連続の増加だった。

 残業代に当たる所定外給与が6.4%増になったことが影響した。緊急事態宣言発令により落ち込みが目立った昨年4月との比較となり、所定外給与の20カ月ぶりの増加につながった。厚労省の担当者は「4月だけで見ると増加した指標も多いが、まだ回復したとは言い切れない。引き続き新型コロナウイルスの影響を注視したい」と話した。