5日の東京商品取引所で中東産原油の先物が値上がりし、出来高が最も多く指標となる先物の清算値(株価終値に相当)は1キロリットル当たりで前日比900円高の5万5210円を付けた。節目の5万5千円超えは約2カ月ぶり。4日から5日朝までの夜間取引では5万5700円まで上昇した。

 米国や中国で新型コロナ危機からの経済再生が続き、ガソリンなど石油化学製品の需要が増えるとの見方が先物価格高の要因だった。

 日米などが石油備蓄の協調放出で合意し、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどによる「OPECプラス」は4日に増産継続を決めたが、原油市場では依然、価格の先高観が強い。