日銀は5日、2021年末の国債保有残高が20年末と比べて約14兆円少ない約521兆円だったと発表した。前年末比で国債の保有残高が減少するのは、08年以来13年ぶり。日銀は2%の物価上昇目標の達成に向けて大規模な金融緩和を続ける姿勢を崩していないが、金融市場では「事実上の量的緩和の縮小」(エコノミスト)との受け止めもある。

 金融緩和の一環で手掛ける上場投資信託(ETF)の購入ペースの鈍化も鮮明だ。21年末の残高は36兆3452億円と、前年末からの増加額は1兆447億円にとどまり、20年末の増加額の7兆497億円から大幅に減った。