【ニューヨーク共同】ロシアのIT人材の国外流出が相次ぎ、業界団体の推計では2月下旬のウクライナ侵攻開始からの約1カ月で5万人を超えた。米欧など各国の経済制裁で技術開発が停滞したことが背景にある。デジタル化の促進につながると流入先の国では歓迎ムードが広がるが、一部でサイバー犯罪の増加などを警戒する声もある。

 「事業環境が根底から変わった」。ロシア電子通信協会のセルゲイ・プルゴタレンコ氏は危機感を募らせる。欧米企業からの取引停止が響き、4月にはさらに10万人がロシアを離れると予測。世界的にIT人材争奪戦が激化する中、ロシアのデジタル化の遅れは必至だ。