財務省が8日発表した4月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比55.6%減の5011億円だった。ロシアのウクライナ侵攻を背景とした原油価格高騰と円安進行で、貿易赤字を計上したことが響き黒字幅が縮小した。黒字は3カ月連続。

 経常収支のうち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6884億円の赤字だった。原油など資源価格の上昇に伴い輸入が32.8%増の8兆7017億円と、比較可能な1996年以降で過去最大だった。輸出は17.2%増だった。