日銀が10日発表した5月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は、前年同月比9.1%上昇の112.8だった。比較可能な1981年以降で最大だった4月の9.8%は下回ったが、高水準の伸びが続いている。ウクライナ情勢悪化などを背景にした原油や原材料価格の高騰が響き、円安も輸入価格の上昇を促した。

 企業がコスト増に耐えられなくなって、消費者への価格転嫁を一段と進める可能性がある。品目別では、石油・石炭製品が21.6%、鉄鋼が29.8%それぞれ伸びた。