【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は21日に理事会を開き、11年ぶりに利上げに踏み切る見通しだ。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、エネルギー資源や食料の価格が世界的に高騰する。金融引き締めは景気減速のリスクを伴うが、歴史的なインフレ抑制に軸足を移す。単一通貨ユーロ安への対応にも注目が集まる。

 ユーロ圏19カ国の6月の消費者物価指数(速報値)は前年同月から8.6%上昇。2%と定めるECBの目標を大きく上回り、過去最高を更新した。ECBは物価高対策として、前回6月の理事会で主要政策金利を7月に0.25%引き上げ、9月にも追加利上げする工程表を示した。