サッポロビールは12日、「ヱビスビール」の醸造を、ブランド発祥の地である東京・恵比寿で35年ぶりに再開すると発表した。2023年末に醸造設備やミュージアムを備えた施設「YEBISU BREWERY TOKYO(エビス・ブリュワリー・トウキョウ)」を開業する。

 既存の同社施設を改装する。醸造の歴史資料展示や、年間130キロリットルのビールを製造できる設備を整備し、造りたてを飲めるスペースを設ける。総工費は約13億円で、年間20万人の来場を見込む。

 サッポロビールによると、工場移転に伴い1988年に恵比寿での製造を終えた。