米アップルが9月に発売した最新型のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)14」の販売価格は、日本が世界37の国・地域で最も安いことが5日、分かった。急速な円安を背景に、最も低価格のモデルでも1年前の「13」登場時から約2万円高くなったが、海外と比べるとなお安い。専門家は、アップルが日本で高いシェアを維持するため、戦略的に価格を設定したとみている。

 調査会社のMM総研(東京)が、欧米やアジアなど37の国・地域を対象にアップルのオンラインストアの販売価格を調べた。9月12日の為替レートに基づき、円換算した価格で比較した。