宝酒造(京都市)は1日、1958年に蒸留した国産ウイスキーを70本限定で売り出した。1本462万円で、同社の商品としては過去最高額。日本のウイスキーは国内外で人気が高まっており、高価格帯でも商機があると見込む。

 商品名は「シングルモルトジャパニーズウイスキー『白河1958』」。福島県白河市の工場(2003年に閉鎖)で蒸留し、宮崎県高鍋町にある焼酎工場で熟成していた。果物やナッツのような香りを楽しめ、なめらかな口あたりだという。

 1本700ミリリットル入りで、特製の木箱を使用。宝酒造のオンライン店舗で1日から受注を始めた。来年5月以降に発送する。