【ニューヨーク、ロンドン共同】欧州エアバスの2022年の民間航空機納入数が前年比約8%増の661機と、4年連続で世界首位となったことが10日、分かった。主力小型機「A320」シリーズがけん引し、480機だった競合の米ボーイングに大差をつけた。

 ただ、エアバスはロシアのウクライナ侵攻の影響などによるサプライチェーン(供給網)の混乱などが響いて目標の約700機に届かなかった。フォーリ最高経営責任者(CEO)は「目標より明らかに少ないが、複雑な運用環境の中で仲間とパートナーが奮闘してくれたことを感謝したい」との声明を出した。

 ボーイングは41%増だった。