総務省が20日発表した2022年12月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月比の上昇率が4.0%と、第2次石油危機の影響が続いていた1981年12月以来41年ぶりの高水準となった。11月の3.7%から一段と物価高が加速し、上昇品目は全調査対象の8割に拡大した。今年1月以降も食品値上げが相次ぐ予定で、家計に厳しい負担増が続く。

 上昇は16カ月連続。2022年4月以降は政府、日銀が目標とする2%を上回って推移しており、ついに2倍の水準に達した。日銀が続ける大規模な金融緩和策の見直しを求める声が強まる可能性がある。