【上海共同】中国最大の経済都市、上海市は20日、2022年の域内総生産(GDP)が前年比0.2%減だったと発表した。新型コロナウイルス対策で約2カ月間続けたロックダウン(都市封鎖)により、経済活動が大幅に打撃を受けた。マイナス成長は、当局の記録が確認できる1978年以降で初めて。
上海市は、22年の成長率目標を中国全体と同じ「5.5%前後」としていた。中国全体の22年GDPは3.0%増とプラスを確保したのに対し、ダメージが大きかった。
上海市のキョウ正市長は15日の記者会見で、22年は「予測を超えた衝撃が重なった」との認識を示した。