【北京共同】4日に開幕する中国の国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の郭衛民報道官が3日、記者会見し、巨大経済圏構想「一帯一路」について「国際社会には中国が『債務のわな』をつくったとしてイメージを低下させようとする声もあるが、根拠はない」と強調した。
一帯一路のこれまでの成果として、中国とラオスを結ぶ鉄道やギリシャのピレウス港の開発を挙げた。習近平国家主席が一帯一路を提唱してから今年で10年になるのを機に、貿易や投資の質と効率を向上させ、環境や公衆衛生など新分野に協力を拡大させる考えを表明した。