フリーマーケットアプリ運営のメルカリは9日、アプリ内で暗号資産(仮想通貨)のビットコインを売買できるサービスを始めたと発表した。不要品の売却で得た売上金やポイントを使い、スマートフォン上でビットコインを取引できるのが特徴。主力のアプリ展開で培った顧客基盤を生かし、金融事業でも収益化を進める方針だ。

 子会社のメルコインが運営する。対象はメルカリアプリのアカウントを持つ20歳以上75歳未満の利用者。最短30秒で申し込みが完了し、すぐに売買を始められる。担当者は「初めて暗号資産を扱うような顧客層を想定している」と説明した。