10日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落し、前日終値からの下げ幅は一時300円を超えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めペースを再加速させるとの見方から、景気後退を警戒した売りが広がった。
午前終値は前日終値比351円57銭安の2万8271円58銭。東証株価指数(TOPIX)は27.52ポイント安の2043.57。
外国為替市場で円高ドル安が進行し、輸出関連銘柄を中心に業績を押し下げるとの懸念が高まった。平均株価が前日まで5営業日続伸し1100円超上昇したことによる利益確定売りも、相場の下げに拍車をかけた。