14日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。前日終値からの下げ幅は一時700円を超えた。米国のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻を受け、金融システムに対する不安が拡大。売り注文が膨らんだ。平均株価が311円下落した13日に続き、全面安の展開となった。

 午前終値は前日終値比530円32銭安の2万7302円64銭。東証株価指数(TOPIX)は46.89ポイント安の1954.10。

 銀行株の下落が目立った。証券関係者は、国内銀行の経営破綻に対する懸念ではないとした上で「米銀破綻の行方を見守りたいとの動きから売られた」と指摘した。