14日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=133円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比1円25銭円高ドル安の1ドル=133円24〜25銭。ユーロは1円47銭円高ユーロ安の1ユーロ=142円79〜86銭。

 米国で銀行の経営破綻が相次いだことにより信用不安が高まった。米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な利上げに踏み切らないとの思惑が強まり、ドルが売られ円が買われた。

 市場では「前週のパウエルFRB議長の発言で高まっていた利上げ観測は大幅に後退した」(外為ブローカー)との声があった。