14日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=133円台半ばで取引された。
午後5時現在は前日比95銭円高ドル安の1ドル=133円54〜56銭。ユーロは1円53銭円高ユーロ安の1ユーロ=142円73〜77銭。
米国で銀行の経営破綻が相次いだことで、金融システムに対する不安が高まった。主要通貨に対してドルが売られ、円高ドル安が進んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げを見送るとの見方もドル売りにつながった。
市場では「米消費者物価指数の公表を控えているものの、市場の関心はインフレ指標よりも信用不安に移っている」(外為ブローカー)との声があった。