16日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=133円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比1円76銭円高ドル安の1ドル=133円10〜13銭。ユーロは3円38銭円高ユーロ安の1ユーロ=141円43〜47銭。
スイス金融大手クレディ・スイスの経営不安などから金融システムの不安定化への懸念が高まり、比較的安全な通貨として円を買う動きが加速した。
市場では「米欧の中央銀行が景気悪化を恐れて利上げペースを落とし、日本との金利差が縮小するとの観測も円買い材料となった」(外為ブローカー)との声があった。