28日午前の東京株式市場の日経平均株価は一進一退の展開となった。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が上昇したことを好感し、取引開始直後は買いが先行した。外国為替市場の円高ドル安で、輸出企業の業績が悪化するとの懸念が重荷となり、平均株価は下げに転じる場面もあった。
午前終値は前日終値比20円58銭高の2万7497円45銭。TOPIXは5.92ポイント高の1967.76。
前日に米中堅銀行がシリコンバレー銀行を買収すると発表。金融システムへの警戒感が和らぎ、米ダウは上昇した。東京市場も流れを引き継ぎ、銀行株などに買い注文が入った一方、半導体関連銘柄には売りが出た。