米エネルギー省のグランホルム長官が14日、北海道小樽市で共同通信のインタビューに応じ、日本への水素輸出に意欲を示した。水素は燃焼しても二酸化炭素を排出しないため、米国は脱炭素に向けた新たなエネルギーとして水素の活用に力を入れている。グランホルム氏は同日、川崎重工業が建造した世界初の液化水素運搬船を視察し、船上で取材に応じた。
水素は輸送技術の確立が課題とされる。グランホルム氏は「世界が水素の輸送に向けた解決策を必要としている。この船からの学びは非常に重要だ」と評価。日本への水素輸出も「十分あり得る」と語った。
水素の利用促進を巡って日米の連携が進む可能性がある。