28日の東京株式市場は大幅続伸した。日経平均株価の終値は前日比398円76銭高の2万8856円44銭となり、昨年8月19日以来、約8カ月ぶりの高値を付けた。植田和男総裁の下で初めてとなる日銀金融政策決定会合で、現行の大規模金融緩和策を維持すると決定したことにより投資家心理が好転し、全面高の展開となった。

 東証株価指数(TOPIX)は24.97ポイント高の2057.48。

 午前は前日に堅調な業績が確認できた銘柄を中心に買いが集まった。午後の取引で決定会合の結果が伝わると、円安ドル高が進行。輸出関連企業の業績が改善するとして、平均株価は前日終値比で一時400円超値上がりした。