2日午前の東京株式市場の日経平均株価は、前日終値を挟んで一進一退の展開となった。円安進行を買い材料に朝方に2万9200円台後半を付け、取引時間中として2022年1月5日以来、約1年4カ月ぶりの水準を回復。一方、大型連休後半を迎えるのを前に利益を確定する売り注文も目立った。

 午前終値は前日終値比18円35銭安の2万9104円83銭。TOPIXは7.64ポイント安の2070.42。

 外国為替市場で一時1ドル=137円台半ばまで円が下落し、朝方は電機などの輸出関連株の値上がりが株式相場をけん引した。企業決算が堅調だった銘柄にも個別に買いが入った。