2日の東京外国為替市場は円相場が対ユーロで下落し、一時1ユーロ=151円60銭近辺を付けた。2008年9月下旬以来、約14年7カ月ぶりの安値水準。欧州中央銀行(ECB)が利上げを続ける一方、日銀は大規模金融緩和を当面維持するとの観測から、日欧の金利差拡大に着目したユーロ買い円売りが優勢となった。

 午後5時現在は前日比73銭円安ユーロ高の1ユーロ=151円15〜19銭。ドルは87銭円安ドル高の1ドル=137円59〜61銭。

 円は対ドルでも一時1ドル=137円78銭まで下落。3月上旬以来、約2カ月ぶりの円安水準となった。