11日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=134円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比69銭円高ドル安の1ドル=134円54〜56銭。ユーロは1円23銭円高ユーロ安の1ユーロ=147円04〜08銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止観測が広がり、日米金利差の縮小が意識されて円を買ってドルを売る動きが優勢だった。米連邦政府の債務上限引き上げを巡る協議が難航していることも円買いを促した。

 夕方に入り、ドルが買い戻される場面があった。外為ブローカーは「国内輸入企業による実需のドル買いもあった」と指摘した。