新潟市で開かれている先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は12日、2日目の討議を始めた。午前はインターネットバンキングを通じて預金が急速に流出し、経営破綻した米銀の事例を踏まえ、金融システムの強化策を検討。午後は議長国日本が招待したインドなど6カ国の財務相らを交え、サプライチェーン(供給網)を巡り協議する。

 6カ国との協議を通じ、太陽光パネルなどの供給網構築に向けて新たな枠組みの設立を目指す。6カ国はインド、ブラジル、インドネシア、韓国、シンガポールとアフリカ連合(AU)の議長国コモロ。G7財務相会議がメンバー以外を招待するのは約14年ぶりという。