【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は22日、金融機関の貸出金利の目安で、事実上の政策金利である「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3.65%に据え置いた。9カ月連続で変更はなかった。

 中国は新型コロナウイルス感染を徹底的に抑える「ゼロコロナ」政策からの経済回復を目指している。製造業の回復に遅れがみられるものの、外食などのサービス消費は回復傾向にあり、利下げは見送ったとみられる。

 住宅ローン金利の目安となる5年物は4.30%とし、9カ月連続で据え置いた。