31日の東京株式市場は過熱感を意識した売り注文が膨らみ、日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに大幅反落した。終値は前日比440円28銭安の3万0887円88銭。5月全体では大幅な株高となり、月間の上げ幅は2020年11月以来2年半ぶりとなる2031円44銭に達した。企業の好業績や株主への利益還元強化の期待から、国内外の投資家の買い注文が膨らんだ。

 31日の東証株価指数(TOPIX)は28.59ポイント安の2130.63。出来高は約25億8600万株。売買代金は6兆9552億円で、東京証券取引所によるとプライム市場として最大となった。