【ワシントン共同】米商務省が30日発表した4〜6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は年率換算で前期比2.1%増となり、速報値の2.4%増から下方修正された。設備投資などの伸びが速報値から下振れしたことが要因となった。
全体の伸び幅は3四半期ぶりに拡大。物価上昇を抑えるために米FRBが昨年から政策金利を急ピッチで引き上げたが、米経済は底堅さを示している。
個人消費は1.7%増と、速報値の1.6%増からわずかに引き上げられた。設備投資の増加率は速報値の7.7%から6.1%へ下方修正した一方で政府支出は3.3%へと上振れした。輸出は10.6%減、輸入は7.0%減だった。