21日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=148円40銭台を付けた。昨年11月上旬以来、約10カ月半ぶりの円安ドル高水準を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを長期化するとの観測から、日米の金利差拡大を見込んだ投資家がドルを買って円を売った。
午前10時現在は前日比25銭円安ドル高の1ドル=148円38〜43銭。ユーロは63銭円高ユーロ安の1ユーロ=157円71〜83銭。
米国の長期金利が上昇した一方、市場には政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く、一方的にドルを買う動きは限定的だった。