財務省が9日発表した2023年度上半期(4〜9月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支の黒字額は12兆7064億円で前年同期の3.0倍に増加した。比較可能な1985年度以降、年度の半期ベースで最大となった。円安基調を背景に、海外投資で得た利子などの黒字額が高い水準だったほか、輸出から輸入を差し引いた貿易収支の赤字幅が縮小した。

 経常収支の内訳は、海外投資で生じた利子や配当の動向を示す第1次所得収支の黒字額が前年同期比3.9%増の18兆3768億円だった。

 貿易収支は1兆4052億円の赤字だった。