【ロンドン共同】フランスの自動車大手ルノーは29日、電気自動車(EV)事業を分離し、設立した新会社アンペアの新規株式公開(IPO)計画を中止すると発表した。2024年上半期の実施を目指していたが、市場環境などが適さないと判断した。

 ルノーは「現在の市場は、IPOのプロセスを進めることにふさわしくない」とのコメントを出した。ルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)はオンラインで記者会見し、ルノーに「キャッシュを生み出す力」があることも理由に挙げた。

 アンペアを巡っては、ルノーと企業連合を組む日産自動車と三菱自動車が合計で最大8億ユーロ(約1280億円)出資する方針を示していた。