2023年度最後の取引となった29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は、終値が前日比201円37銭高の4万0369円44銭となり、2万8000円超だった22年度末と比べて約44%上昇した。24年2月には34年ぶりに最高値を更新し、4万円台に突入するなど歴史的な1年だった。年度末としては2年連続で上昇した。

 東証株価指数(TOPIX)は22年度末比765.12ポイント高の2768.62だった。率にして約38%上昇した。

 23年度は5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、経済活動が本格的に回復した。

 10月にパレスチナ情勢が緊迫化して一時下落したが、24年に入ると再び騰勢を強めた。日本経済のデフレ脱却期待が高まり、2月22日にバブル絶頂期の1989年末以来の高値を更新した。春闘で高水準の賃上げが相次いだことも投資家心理の改善につながった。日銀は3月19日にマイナス金利政策解除を決定し、金融政策は正常化の局面に入ったが、株式相場への影響は限定的だった。