神社仏閣など日本の伝統文化に関する職人でつくる「日本伝統職人技術文化研究会」(富山県南砺市)が制作した、弘法大師空海に食事を運ぶ木箱「唐櫃」が24日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺に奉納された。

 高野山で2016年に「全国伝統職人サミット」が開かれたのがきっかけとなり、高度な技を持つ職人約20人が2年余りかけて作った。最高級のヒノキ材を使用した唐櫃は長さ約2.2メートル、幅94センチ、高さ85センチ。箱の四隅に組子細工を用い、側面を真言密教の仏具を模した彫刻で飾り、屋根には檜皮ぶきの唐破風をあしらい、脚に黒の漆塗りに螺鈿細工を施している。