国立文化財機構は1日、災害時に文化財への減災促進や、被災した際の救援体制強化を目指そうと「文化財防災センター」を設置、本部を置く奈良文化財研究所(奈良市)で開所式を行った。

 式典では、奈文研の事務室前に看板が掛けられた。奈文研に加え、東京文化財研究所や京都国立博物館など計6カ所に、来春をめどに計60人を超える人員を置く方針という。

 都道府県間の連携促進や、災害時の文化財保全についてのガイドライン整備も目指す。

 センター長に就任した奈文研の高妻洋成副所長は、国内の体制に不足を感じたこともあるといい「文化財を一つでも多く守っていきたい」と話した。