福岡県行橋市にある下稗田遺跡で出土していた石器が、弥生時代中期前半の紀元前150年ごろのすずりの可能性があることが19日、国学院大の柳田康雄客員教授(考古学)の調査で分かった。すずりは同県糸島市などでも見つかっているが、柳田氏はさらに古く国内最古級とみている。

 下稗田遺跡は弥生時代前期から中期の大規模集落跡。柳田氏は各地の出土品にすずりが含まれていないかを調べており、今回の確認に関し「弥生時代中期前半ごろには、福岡県の東側に文字を使う高度な文化があった証拠だ」と話している。