日本舞踊五大流派の一つの西川流の三代目家元で、名古屋を本拠に舞踊の大衆化に尽力した西川右近(にしかわ・うこん)氏が12日夜、急性心不全のため名古屋市昭和区の自宅で死去した。81歳。名古屋市出身。葬儀は15日に近親者のみで営んだ。後日、一門による「西川流葬」を行うが、日時は未定。喪主は四代目家元で長男の千雅(かずまさ)氏。

 二代目鯉三郎家元の長男で本名は近藤雅彦。3歳で初舞台を踏み、1956年、西川右近を名乗り、83年に西川流三代目家元を襲名。「名古屋をどり」を主宰して古典の伝承と創作舞踊に励み、日本舞踊家として数多くの新作舞踊劇を発表した。