清水寺(京都市東山区)は7日、境内にある成就院の書庫から足利尊氏や織田信長、豊臣秀吉らの書状の原本など194点の古文書を発見したと発表した。このうち53点は新発見。尊氏らの文書は写しがあり、内容は知られていたが、原本は所在が分かっていなかった。歴代天皇の書状も見つかり、清水寺と歴代権力者との関係をひもとく貴重な手掛かりになるという。

 194点のうち16点(15点は新発見)は室町―江戸時代の天皇11人が、成就院に宛てた書簡。側近が天皇の命令を書いた「綸旨」だった。後土御門天皇は、応仁の乱(1467〜77年)で焼失した清水寺の修繕を進めるよう指示していた。