タカラジェンヌを育てる兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(中西達也校長)で15日、第111期生の入学式が開かれた。倍率15.3倍の難関を突破した40人が宝塚歌劇の舞台へ向け、声楽やダンスなどの稽古に2年間励む。
新入生は東京、愛知、兵庫など14都府県の出身。新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年から昨年までの入学式では、校歌は事前に収録した音源を用いたが、今年は新入生らで斉唱。上級生が一人一人の制服に校章を着ける恒例のセレモニーも4年ぶりに実施した。
新入生総代の小熊萌子さんは「お客さまの目に飛び込んでいくような明るく元気なタカラジェンヌになりたい」とのコメントを出した。