7月に開設100周年を迎える「フォークの殿堂」こと、東京都千代田区の日比谷公園大音楽堂(野音)で歌手の南こうせつさんが3日、春恒例の音楽会「グリーンパラダイス」を開催した。緑の木立に囲まれた会場で、約3千人の観客は総立ちになって昭和から歌い継がれてきた名曲を満喫した。

 「グリーン―」は、自然との触れ合いの大切さを伝える会で今年31回目。南さんがアコースティックギターの音色に乗せて「夏の少女」を歌うと、一緒に口ずさみ手拍子するシニア世代の姿が。春空の下、みんなでフォークを聴き歌い、ピクニックを楽しむような集いになった。