文芸春秋が発行する週刊文春の編集長が7月に交代する方向となったことが7日、分かった。加藤晃彦編集長の後任として、特集班デスクの竹田聖氏が就く。加藤氏の就任から5年がたつことから、世代交代を図る。加藤氏は経理局に出る。

 週刊文春は、政治家の不祥事や芸能ネタでスクープを連発し、社会的な影響力から「文春砲」とも評される。新体制でも、スクープにこだわった報道を続けるとみられる。

 後任の竹田氏は政治の担当が長い。岸田文雄首相の長男翔太郎氏が昨年12月の忘年会の際、赤じゅうたんが敷かれた公邸内の階段で、親族らと記念撮影をしたことを報じた記事などにデスクとして携わった。