「日本最北の無人駅」として鉄道ファンに人気があるJR宗谷線の抜海駅(北海道稚内市)が廃止の岐路に立っている。2019年にJR北海道が廃止の方針を示し、市が管理を引き継いだものの、利用者は回復せず、23年度の廃止受け入れを地元に通告した。「駅は観光資源」と訴える住民は反発するが、市が方針を撤回する兆しはない。

 抜海駅は1924年に開業。乗降客が少ないことからJR北海道が廃止を決め、稚内市が2021年度以降、年間約100万円の維持管理費を負担し存続させた。だが日常的な利用者は中高生2人を含む数人ほど。市は6月、23年度以降は維持しないとの方針を表明した。