広島は6日、米軍による原爆投下から77年の「原爆の日」を迎える。広島市では4日、被害を受けながら今も現役で走る「被爆電車」で被爆者から体験を聞く会があり、参加した子どもたちが電車に揺られながら77年前の惨状に思いをはせた。

 約30人ずつを乗せた広島電鉄の路面電車2両は、原爆ドーム前電停を出発。うち1両には14歳で被爆した増岡清七さん(91)が乗り「周りの人の皮膚がぼろきれのようだった。自分も左頬に手を当てると、皮膚が垂れ下がっていた」と壮絶な体験を語った。「平和は自然に手に入るものではなく、容易に消え去ってしまう。どう行動したらいいか考えて」とも訴えた。